聞くとお相手の女性の方はオーストラリアの方で、お母様であるN様が婚約指輪のお好みをお聞きになったそうです。

すると「新しいものでなく、お母さんやおばあちゃんの身につけていたジュエリーにとても惹かれる」という事でした。

そこでN様はご自身もお母様から譲り受けたヒスイの指輪を是非受け取ってもらいたいと考えられたのです。

しかしそこには2つの問題があったのです。1つはデザインが古く、もう1つはヒスイの表面に小さな傷がいくつか見られる事。そこで当店にご相談頂いたのです。

しかしデザインが少し古いのはジュエリーリフォームで、小さな傷は研磨で解決できます。肝心のデザインもその女性が好きな感じをジュエリーが載っている資料で伝えてくれました。それはクラシックで、品があり、凛としたデザインでした。

このような経過を経て、両サイドにバゲットダイヤモンドを2石づつセットした、プラチナ900製ヒスイのご婚約指輪が完成したのです。

ヨーロッパでは結婚式までは婚約指輪を左の薬指に、結婚式後は右手の薬指に着けるのが習慣だそうです。よって右でも左でも着けて頂けるサイズにしました。

出来上がりの時はご次男さん、お相手の女性、N様、3人でご来店頂き大変喜ばれました。そしてその場でお二人のご結婚指輪もお決めいただいたのです。佐賀ではなかなか少ない外国の方にご来店頂き、お話出来て、異国情緒が感じられ、とても新鮮でした。

N様の優しくて、穏やかな心遣いと受け継がれたジュエリー・・・また1つとても気持ちのいい出会いが出来た事に心から感謝いたします。

この度のご婚約本当におめでとうございます。

ご結婚指輪の出来上がりの際にまたお会いできるのを楽しみにしております。